この本が出たのは2月4日、逮捕される前です。
私が図書館に行ったのが、逮捕された翌日でした。
総会屋への利益供与事件から借名株での支配まで、一連の事件は、この人の取材からなんだそうです。
内容は、なるほど色々と興味深い。
驚いたことに、この記者 1974年生まれなんですよ。若い。
やるなぁ。
足掛け8年の取材だというから、22,3歳の頃からの努力を実らせたわけだ。
本人も書いているように、堤義明とは40歳も離れているし、
その父である堤康次郎に至っては、記者の生まれる10年も前に没している。
それなのに、なぜ、ここまでこの事件に入れ込んだか・・・
本人が「その理由」と書いていることを見ると、やっぱ若い(笑)
まあまあいい感じに読めました。
文章どうこうというより、20代の青年が、ジャーナリストという仕事に打ち込み、
これだけのことをなし得た実況中継に打たれて読んだ、って感じです。
そういえば、昔読んだ、「カリスマ:佐野真一」はこれよりもう少し重くて面白い感じだった。
(ダイエーの中内功についての本です)
ただ、事件性というか、世の中へのインパクトという点で、今回の本の内容はすごいな、と思う。
作者は、いろいろと心の傷もかかえたみたいで、
ジャーナリストを辞める、と書いてるけど、こういうアツい人は
また戻ってくるんじゃないかなぁ。。戻ってきて、いい仕事して欲しいなぁ。
さて、次は・・・
図書館に呼ばれて取りに行って目が点に(゜ロ゜)
厚さ5センチ!×上下2巻!!