とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

経済ってそういうことだったのか会議

まだ読み終わってないので、感想は後日に。
今朝読んだ箇所で、心に残ったところ。

論理学の本当に基礎的なところですけども、考えるということは何を意味するか。実はこういう結論に達するんです。人間が考えるということは抽象化することだ。抽象化しないと、本質を考えることはできない。抽象化はある程度のプロセスで必要なのですが、やり方を間違うと、とんでもないことを議論してしまいますよというのが、すべての学問に共通している怖さじゃないでしょうか。抽象化するとともに、我々が持っている元来の生活観とか、人間らしさとか、もっと言えば倫理、価値、そういうものに対して常にチェックしていくという姿勢がないと、非常に大きく外れてしまうことがあるんじゃないでしょうか。
          【以上「経済って・・・」より 竹中平蔵の言葉として】


人間や物事をひたすら要素還元する考え方からいわゆる”複雑系”の考え方へ、
経済学だけにとどまらない科学研究の趨勢について述べたくだりですが、
学問でなくても通じる言葉のように感じました。


例えばこないだの、席を譲らない若者の話にしても、
JRの事故とその後のいろいろな事柄にしても、
自分の毎日の仕事、生活、人付き合いにしても、
人が物を考えるということにおいての難しさと怖さ。


私には漠然としか言葉の意味を捉えられてないだろうけど、「そうだよなぁ・・・」 と。
”ボンヤリ”だけど”コツン”と響いた朝でした(*'‐'*)