とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

子供の火傷

朝、お味噌汁を運んでいた虎子が手を滑らせて火傷をしてしまった。こぼした瞬間を見てなかった私は、「熱い〜。」といういつもと違う泣き声に動転。とにかく冷やさないと・・・と、後片付けを虎男に頼んで洗面所へ。腕にかかったらしく、少し皮がめくれていた。かなり熱かったに違いない。


間の悪いことにこの日は虎男の空手大会の日。もう出発の時間が迫ってきている。こんなときに限ってだんなが居ない。そしてこんなときに限って日曜日、病院休み。ギリギリまで流水で冷やして、くっつかないガーゼをあてた上から冷えぴたを貼って包帯を巻いて出かけた。この時点で「もう痛くない」と言ってた虎子。


大会の間、お友達の妹や弟と楽しそうに観覧席で遊んでた。腕も熱を持ってる様子はなく、何度か聞いても痛みは無いらしいので、ほっとしていた。


ところが、


夕方実家に寄ってガーゼを開けて、思ったよりひどい水ぶくれになっているのに驚いた。しかも、集中的に冷やしていた箇所から少し離れたところにもかかっていたようで、そこがどす黒く酷いことになってる。ふたたび動転する。とりあえず家に帰るわ・・・という私に父が「アロエがいい。お父さんもこないだえらい火傷してアロエでで大分良くなった。」と庭のアロエ洗って貼って新しい包帯を巻いてくれた。太そうなアロエを何本か貰って帰った。


帰宅してから見ると、肉厚だったアロエが乾いて薄くなってて、患部はいくらか落ち着いたように見えた。アロエすごいじゃん。」でも、やっぱり今まで自分もやったことのない程度の火傷。。。救急に行ってもしょうがないとは思うけど、明日の朝までこのままでいいんだろうか・・・と思いつつ、ネットで検索する。


すると、あちこちで見られるアロエ、みそ、醤油を塗るなどの民間療法は厳禁!」の文字・・・ええ〜っ。そして水疱を破ってはいけないとのこと。まだ破れてはいなかったが、アロエでしっとりし過ぎてて破れそうにも見えた・・・また一気に不安になってきた。。。どうしよ。あぁ、なんでこんなときにパパがいないんだろう。。。


とりあえず救急の当番病院を電話で調べる。これが2箇所紹介されたが、どっちも車で30分近くかかる所。オイオイここはどんな田舎やねん。今まで何度か子供を救急に連れて行ってるが、ほとんど親の気休めでしかないことはよぉくわかってる。でも、やっぱり心配なので行くことにした。もう外は暗くなってるけど、高速に乗って。


行ったところのお医者さんは外科医なのかなんなのかよくわかんないけど、ぶっきらぼうで、ガーゼにアズノール軟膏を塗って貼ってくれただけ。「明日も消毒に来てください。」と言われたが、私が「遠方なので近くの皮膚科に行ってもいいですか?」と聞くとさらにぶっきらぼうに・・・。ほっとしたのは、治療代が普通の外来と同じだったこと。救急だと一旦保険適用外の料金を払って、後日精算に行かないといけないこともあったので、一度で済むのは有難かった。


アズノールなら家にあったよね・・・」と言いながら、「でも、あのお医者さんなんか頼りなかったね・・・」と言いながら帰った。最低15分、できれば30分は流水で冷やさないと駄目ですと言われたので、それが足りてなかったと思う。どっちにしても、かかった瞬間に熱が届いているので水ぶくれができるのは避けられなかったそうだけど。後になってみれば、大会に遅刻してでも手当てを優先すべきだったのに、「痛くない?」「うん」で済ませてしまって、本当に悪いことをしたなぁと謝った。


翌日、行きつけの皮膚科に行った。ここの先生は優しい。アロエについても「かぶれなければ大丈夫ですよ。」とのこと。浅い2度の火傷なので、今は黒く見えるけど2週間もすれば綺麗に治るし、色も少し差が残ってもだんだん戻りますから心配いりませんと言ってもらって、やっと安心できた。消毒して、ピンセットで少し皮に穴を開けて、ここでもアズノールを処方される。ちなみに虎子は全く泣かないし、じっとしている。つくづく痛みに強いやつだと思う。私がものすごく弱い(虎男は私似みたいw)のでうらやましいとすら感じる。


昨日の救急の感じだと毎日ガーゼ交換かな?と思っていたら、「この程度でそんな必要はありませんよ。」と言われて拍子抜け。「お風呂は、駄目ですよね?」と聞くと、「いえ、お風呂は必ず入ってください。」 これにはびっくりした。先生が言うには、下手に消毒をするよりも、毎日流水で洗う方が良い。だから毎日シャワーで30秒くらいは患部を洗うように、とのこと。そして常にしっとりさせておく方が治りが良いので、アズノールはたっぷり湿布すること、と。言われたとおり、ぬるめのシャワーをかけたけど、虎子は平気そうだった。


そして、お風呂の後と朝起きてガーゼを替えてるけど・・・みるみる良くなっている。まだ黒っぽいけど。やっぱり若い肌は違うわぁ、と感心。でも、気をつけなきゃなぁ、と。前日も虎子はブランコを立ちこぎし過ぎて吹っ飛び(これも私の居ないところで)危うく花壇の縁石に頭を打ち付けるところだったとか。本人は「おへそ見たから大丈夫! (いつも倒れそうなときはそうしなさいと言ってるので。そういう私はきっと咄嗟に出来ないと思うw)」と、指すりむいただけで泣かずに帰ってきた。怖い怖い。しっかりしてるから大丈夫、というところに危険は潜んでいるのだなぁ。


ちなみに朝7時に家を出ただんなは、夜中の12時半(こっち時間)に現地のホテルについたそうです。アジアって遠いのねぇ・・・。「ハロー?」と妙なハイテンションでかけてきた電話に、ものすごい凹みモードで応対する駄目妻。この日は運転中何度も道間違えたし、やっぱパパが居ないとなんもでけへんのだ(ノ_<。) 一人寝もできず、子供のベッドに潜り込む。。。情け無し。