また悲惨な事件が続いている。「誰でもいいから･･･」といった言葉だけ取り立てて騒いでもどうしようもないけど、触発された面もあるのだろうか。いつも思うけど、こういう事件のニュースって流さない方がいいんじゃないか、流すなら同じような犯罪が続かないような策って何か無いんだろうか。岡山のホームで亡くなった男性は私と同い年、子供2人の年齢も近いせいもあって、残されたご家族がどれだけ驚き悲しみ怒りに震えていることだろうかといたたまれなく思う。
犯人のお父さんの会見もちらっとニュースで流れていたが、こちらもまた悲しい、どうしようもない、やるせないものだった。ずっといじめられていた、というようなことも言っていた。
いじめられていたら辛いだろう、自分なんかどうでもいいって思えて刑務所に入りたくなるかもしれないけど、どの人にもそれぞれ家族がいて、仕事があって、愛し愛される人生があるんだよ、ってことがなんで想像できないんだろう。なんで無関係な罪もない人の命を奪うなんてことができるんだろう。それに、自分がそんなことをしたら、自分の家族がどんなに悲しむか、って想像しないんだろうか。
別にゲームやネットのせいだけじゃないだろうけど、人の痛みを想像する力があまりにも無さすぎる。ただ単純に、簡単に「相手の立場に立つ」っていうこと、ちょっと想像するだけのことができない、なんでだろうね、とこういう事件がある度に夫と話します。ほんとに、なんで？なんでなんだろう？？ Safe Strong Free 安心、自信、自由･･･この自分の権利は決して人にないがしろにされていいものじゃない、他人の権利も侵しちゃいけない、自分の権利も他人の権利も同じように大切に考えなくちゃ、ってことをもっともっと子供達に伝えていかなくちゃと思う。
でもどうしたって被害者が還ってくることはない、女の子たちのパパは、妻にとってかけがえのない夫は、親にとって最愛の息子は、なんの関係もない18歳の卑怯な子のきまぐれで奪われてしまった。その罪をこの犯人が真に自覚することなんて無理なんじゃないかと思う。やりきれないです、ってコメンテーターが言って、それで終わっちゃだめだよ。
