とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

さすが神

WBC監督についてのイチロー氏の発言、やっぱり影響ありました。
とりあえずなし崩し的に☆野、ということにならなくて良かったと思う。最近出た「固辞する」の一文もそうだけど、自分を正当化しようとしてるのが気の毒な感じ。きっとすごく大変なストレスかかってるだろうけど、北京後の一連の言動が悪い方に悪い方に回ってるのに、本人はそう感じてなかったんかなぁ。。。渦中にいると自分のことは見えないものだと思う、自分も気をつけないと(ってそんな御大層なシチュエーションないだろうけどw) かなりイメージダウンね、残念。


イメージダウンと言えば、オリンピックの後、故・稲尾氏がこんなエピソードを本に書いていたことが某所で紹介されていた。

こんなことがあった。星野先発の試合、3点リードで七回まできた。球威が落ち始めていた。ピンチを招いてわたしがマウンドに向かうと、右のこぶしでグラブをバンバンたたき、いかにも元気いっぱいの様子。ところが「どうだ」と話すと「見てわかるでしょう。駄目ですよ。リリーフを用意してください」。

一体この態度と会話のズレは何なのか。引っ掛かりを覚えながらも、行けるところまでということにしてベンチに帰った。

八回またピンチになる。さすがにもう限界だ。再びマウンドに行くと、そこでも彼はピンピンしている様子で、疲れなどおくびにも出さない。しかし話はもう次の投手のことだ。「だから駄目だって言ったでしょう。ところで次は誰ですか」などと平気で交代を前提とした話をしてくる。「孝政(鈴木)だよ」というと「あいつ調子悪いですよ、大丈夫ですか」などと実に冷静だ。

とにかくマウンドを降りるのは本人も納得だと思い、監督に交代の合図を送った。私がマウンドで手を頭にやったら続投、後ろ手に組んだら交代、腕組みをしたら監督の判断に任せる、という取り決めだった。

交代となって、鈴木が出てくる。マウンドを降りていく星野。ここで彼の態度が一変するのである。憤然とベンチに向かったかと思うとグラブを地面にたたきつけた。納得の交代ではなかったのか。おまけに鈴木が打たれて追いつかれたのがまずかった。無念を示した星野のパフォーマンスに興奮していたファンから、「なぜ星野を代えた」と野次の集中砲火を浴びて、こちらもほとんど火だるま状態になってしまった。

翌日星野を問い詰めた。「おい、昨日の態度は何だ。あれじゃまるで無理やり代えたみたいじゃないか」。その答えがふるっていた。

「稲尾さんはまだ名古屋にきたばかりで知らんでしょうが、私は燃える男といわれとるんです。どんな状況でも弱気なところは見せられんのです」

(以上神様、仏様、稲尾様―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)より引用)

こういうタイプはやだなぁ。。。もちろん、こういうパフォーマンス型の人もアリはアリでしょう。経営者とか”ワンマンでトップ”に、この手の人は多い。とにかく、これを読むと今回の彼の言動に対する???はかなり解決するような気がする。別に卑怯だとか男らしくないとかではなくて、「そういうタイプの人」なんだと思う、見た目もいいし(笑)だけど今回は結果のせいもあり、受け入れられなかった。


とりあえず平成の神様仏様イチロー様ありがとう。監督は日本一監督になるんかなぁ、どうなるんでしょね。松坂も出場可能とのことで良かった。前回のことがあるからアメリカもプライドかけて来るだろうし、厳しい戦いになるだろうけど頑張って欲しいな。