
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 幻戯書房
- 発売日: 2009/06
- メディア: 単行本
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私の親友はいろんなところが私と違う(当たり前だけど)。職業も趣味も得意なこともお互い全然あっちの方向向いてる。第三者から見ても全く「似た者」ではないだろうなと思う。けど、何かがすぐ近くをあったかく流れている気がするんだな。この人のエッセイを読んでて、この人の書くものが好きなの理由ってほんのちょっとだけそれに感覚に似てる気がした。私はアジアの一人旅なんてしたいとも思わないけど、彼女が書いてることはきゅんとわかる気がする。
しかし、社会人経験がない、結婚(もちろん子育ても)してない、のにああいう小説が書けちゃうのか、と感心しちゃうなぁ。

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
- 作者: 金森重樹
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2009/02/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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田舎から出てきて東大に入って、周りの東大生に感じた違和感を書いてるところがあった。その「違和感」には同意できる。ほら、今モラトリアムとかあほなこと言ってる人、あの人も東大なんだよ。自分の手指で囲んだ枠からしか見てないのに、なまじエライと思ってるから性質悪い。*1
元ヤンキー系成り上がり対エリート、の話も同意。男の嫉妬っつうか、自己肯定せなおられんあきらめの悪さって、女よりえげつないと思うもの。
まぁ、お金持ちになれたらいいなぁ、とは思うね。そのためにはリスクをとらないといけないこともわかるね。けど、まぁほとんどの小市民はそれができなくて、小さく生きるんだね。
最近思うけど、下手に親がお金持ちだとあまりいいことがないね(いやたぶん、ほんとは大抵いいことが多いんだろう。少しの実例と自分のやっかみで言ってるのです)。自分で生きる力のない”大きな子供”がいる。逆に親が貧乏だったからこそ自立してる子がいる。もちろん、貧困の連鎖みたいなのもいっぱいあるんだと思う。私のもの凄く少ない見聞から思うのは、「お金に困ってる筈なのになぜか楽しそうにしてる」親を見て育った子がええ感じリッチかも。あくまでごく少ない見聞からの決め打ちですので全く参考にしないでください(笑)けど、お金がなくても幸せな人は強いね。あと、健康はお金で(ちょっとは買えるかもしれんけど)買えないことが多いね。ええと、何が言いたいんだか。
(以前聞いた話で真偽のほどはあれなんだけど)よく「なんぼお金が好きでも墓場までは持って行かれへんで」なんていうけど、ほんとに棺桶にお札を詰めた人がいたんだと。自分が横たわって、周りにびっしり一万円札・・・1億8千万入ったんだとか。それ以上は入らない(もちろん棺桶によるやろけど)。
だから、墓場まで持って行けるのはたったの18,000マンエンなんですって(^.^; ゼッタイナイケド
結局、「たからくじでもあたんないかしら〜」なんて言ってるのがおばちゃんのデフォルト。はい、ワタシ。