
- 作者: 門田隆将
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/08/05
- メディア: 単行本
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涙が出てくるので家でしか読めません。
虎男といくつも変わらないような少年の話は特に。
日航の対応、マスコミの取材、不起訴という結果、などあの時代だったから…今ならば信じられないようなことが山ほどあって、本当に辛い思いをされたんだなぁと改めて。。
想像を絶するような酷い事故に、人間のはかなさ、むなしさがこみあげてきます。けれど、四半世紀以上の時間をかけて彼らが”お父さん”になっていくのを読むと、ごくごく普通に、ひたむきに、生きていく人、家族の美しさもやっぱり感じさせられます。
再建しても又つぶれるのでは、と言われている日航、いつまでもゴタゴタしているようで。。。山崎豊子の「沈まぬ太陽」、本は読んだけど、映画はまだ見ていないな。あの物語の主人公のような担当者はほとんどいなくて、誠意ある人ほどすぐに代えられたんだとか。映画がなかなかできなかったのも…今はともかく、当時は相当体質悪かったんだろう。事故のことを忘れずに、安全に飛んで欲しいです。
最初にTVに「消失」とテロップが出たときのこと、ぼんやりとだけど記憶に残ってる。ほんの25年前、ほんとにあらゆることが今とは違っていたんだなぁとも思う。人の”心”は変わらないはずだけど、”行動”は変わってしまってる気もする。どうなんだろう。
夫にも読むのを進めてみました。どういう感想を持つのかな。