- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/11/30
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こういう「流転の海」系*1には弱い。とりあえず読んでしまうって感じだ。めちゃくちゃやけど憎めない、というタイプ。又三という主人公に、作者の言いたいことたくさん言わせてる感じかな、共感できるところがたくさんあった。ただ、彼の女性への接し方だけがちょっとむかつくんですけど、作者はこれでええのん?…と思ってたらそこも一応回収されてた。ラストは…まぁ盛り上がったドラマほど最終回は難しいもんだ(ヘンにこねくり回して読後感悪いのよりはよっぽどイイ)。途中舞台になる根室、貝殻島、も旅行で訪れたところでなんとなくイメージが湧き、分厚〜い2冊、長さも楽しみながら読みました(丸1日ずつくらい)。
波乱万丈な青春時代、喧嘩シーンと、右や左の人との論争シーンが面白かった。一応又三くんは昭和30年生まれの設定だから私とは15年くらい違うんだけど、私のときも大学*2にヘルメットとタオルで顔隠してる人いましたよ(現役生ではないというハナシだったが)。授業前に急に講堂に入ってきたこともあった。角ばった文字の立て看板もあったあった。入学したころまったく知識がなかったのでなにしてるひと??と思ったもんだった(^.^; 男子寮に住んでた先輩が、どうみても学生じゃない人が(地方の大物らしい)匿われてるらしい、とか。。。でも卒業する頃はヘル&タオルな人は見かけなくなったからほんとの最後の方だったのかも。手かざしてきれいにしてあげますっていうおせっかいな人は日常的にいましたね(これは普通に学生風だった)。。。って何の話だっけ。
本、良かったですよ。読んだ〜!!って感じ。ぎちぎち書いてる中に、ふっと自然なわらかしが入るセンスが、いかにも元放送作家さんらしい。今日だけで上巻を読んじゃった夫が今、下巻読んでます。