東野作品にしては珍しいほどスピードのあがらんかった本。彼女にヒントをもらって近づいていく謎解きのしかたも、ターゲットも犯人も、なんか目新しくなくて。ニューヒーロ登場!との触れ込みであったが、新田刑事の好感度が…ま、いろいろ仕方ないとは思う。面白いんです。ただ東野圭吾に求めるものが多すぎる、作者もつらいところでしょう。
そしてやっぱり、阿部ちゃん、福山くんが強烈すぎるのである。
だんなと「(新田は)誰がいいかなぁ」と話して、一応玉木宏ってことにしときます。
3部作では私は麒麟の翼が一番好みでした。ま、加賀恭一郎ファンだから。