＃57どっしり

　一泊旅行から帰ってきて、翌日から実家に親は一泊、子達は二泊。
　実家では、バーベキューしてスイカ割りして花火して、プール行って、今日の昼は庭に竹置いて流しそうめんやって(=^_^=) 　お盆休み満喫じゃないの〜（そうそう虎男はじいちゃんの道具借りて木工も完成できた。懸案がひとつ片付いたよ〜）。。。「あ〜明日から塾なんて(;_;)」と言ってますが、パパは今朝からちゃんと出勤してますよ！
　
　さて、楽しみにしてた角田さんの新作。

月と雷

　角田ワールドでした〜。楽しかった（決して楽しい話ではないですが）。やっぱり彼女の作品はおばちゃんハートわしづかみだなと思う。
　あそこでこうしてたら、今の自分は違っていたかも、あのときあの人と…そんな仮のはなし、いやそもそも自分の今は本当の自分になれてんのか？とか考えるのは女の人が多いのでは。それだけ女性の方が変化が大きい、あきらめたり、あきらめたような気になったりしてることが多いと思う。智や泰子、直子みたいな、あまりに「ふつう」じゃない根無し草人生は歩んでなくても、泰子がずっとしつこく求めてる自分探しみたいなの、わかる。

　だけど、最後に非常に角田さんらしい言い切り、たった2行ほどの文章がどっしりきた。（返却しちゃったのでそのまま引用できないけど一応白文字で→）直子ははじめから直子…っていうくだり。直子の完成形で死ぬ、というのがなんか重いんだけどすかっとさせてくれましたね。登場人物みんな少しおかしいんだけど、妙な生命力があって・・・楽しい読書でした。