＃59.60.61当たり続き

松竹梅 (真夜中BOOKS)

　期待してなくてすみませんでした。妙に面白かったです。姉ちゃんとしか書かれない姉ちゃんがいい味なんだろうね、これ。

海賊とよばれた男 上

海賊とよばれた男 下

　「すみません出光（ｶﾞｿﾘﾝ）入れてなくてっ<(_ _)> 」、と謝りたくなるくらい国岡のじいちゃんとその仲間たちの”超おっとこまえ”に惚れます。こんなかっこ良い生き様見せた人が神戸高商出身というのが、なんだか誇らしくて嬉しくなる。
　上下巻数時間で一気読み。読みやすいです。わかりやすいです。ひいきの引き倒し割り引いても、ほんとに昔のニッポン人は働き者で私利私欲より大事なものを持ってて、エラかったんやなぁ（もちろん邪魔する人もおるわけだけど）と、感動します。
　男の一代記と戦争絡みと経済小説が嫌いじゃなければ、どうぞ。そんでその3つが好きなら（自分のこと）、寝不足必至、どストライクです。
　それにしても、物知らん私、日章丸事件なんて知らなかったなぁ。

　国岡鉄造こと出光佐三さんの「人間尊重」

　たまたま先日見たカンブリアでも、カルビーの会長さんが「所詮、自分たちは人の仕事をしている」「買いたいものを買うのではなく、買いたい人から買うのだ」と言ってた。ジョンソン・エンド・ジョンソンに居た頃から、「お客と取引先、次に従業員と家族、地域社会、最後に大事にするのが株主」という考えだったとか。
　
　　こういうのを信念というんやね。