100冊どころか昨年は74冊。。。車移動ばかりなのに加え、春からつスマホをいじる生活になり、読書量がどんどん減ってますが。。。
- 作者: いとうせいこう
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/03/02
- メディア: ハードカバー
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この前の重松さんのもこれも震災を扱ったもの。
こちらの方が切り口はふざけてるというか軽いのに、こちらの方がずっと重くて怖かった。
日本人として忘れてはならない、ずっと感じ続けなければいけないことなんだなと思う。死者の声を聴くのは自分の心がけなのか勝手な思い込みなのか。。。不思議な話。
そういえば虎子が「最近ラジオを聞いてるねん。」という。部屋にいるときCDラジカセでAMを聞いてるみたい。朝何気につけたときに「誰だっ誰だっ誰だ〜♪」とガッチャマンの歌が流れてきたのが妙にツボったらしい。あぁまたちょっとおねえちゃんになったなーと思った。私は学生の頃ラジオを聴くのが好きだった。音楽を聴くのも嫌いじゃなかったけど、ただCD(というのは見栄で、当時はダブルラジカセ!だったんだけど)をかけているより、今、そこに生きてる人がいる、息遣いがする、次に何が起こるかわからない、ラジオが好きだったのだ。
そう考えるとまたこの「想像ラジオ」がぐっと迫ってくる。
想ー像ーラジオー ジングルが音として浮かばないの。やっぱり想像で聴いてるからなのかな。
2冊目。
- 作者: 貫井徳郎
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/10/19
- メディア: 単行本
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貫井さんの新作ということでようわからんと借りたんだけど、意外と軽い!なんからしくない。
かっこいい探偵2人ってのが「まほろ駅前」みたいなんだけど*1、正直皆藤と山南のキャラの描き分けがよくわからなかった(長身モデルどっち?と最初わかんなかった)。そこにまたちょっとあり得ない感じの淑子がいて。。。主人公?の大男くん以外があまり魅力的に動かなかった印象。
結婚詐欺を嵌めるとことか、ストーリー自体は良かった。…最後がちょっと急すぎたかな。
かっこいいのかワイルドなのかあったかいのか現実ありえねーなのかどれもぴんとこなかった。読みやすかったけれど。
*1:元ネタはまた別のものらしいですが