とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

#1.2 覚えて感じていくということか

 100冊どころか昨年は74冊。。。車移動ばかりなのに加え、春からつスマホをいじる生活になり、読書量がどんどん減ってますが。。。

想像ラジオ

想像ラジオ

 昨年からの持越し読書となりました。もっと一気読みしたかったなー。。。
 この前の重松さんのもこれも震災を扱ったもの。
 こちらの方が切り口はふざけてるというか軽いのに、こちらの方がずっと重くて怖かった。
 日本人として忘れてはならない、ずっと感じ続けなければいけないことなんだなと思う。死者の声を聴くのは自分の心がけなのか勝手な思い込みなのか。。。不思議な話。

 そういえば虎子が「最近ラジオを聞いてるねん。」という。部屋にいるときCDラジカセでAMを聞いてるみたい。朝何気につけたときに「誰だっ誰だっ誰だ〜♪」とガッチャマンの歌が流れてきたのが妙にツボったらしい。あぁまたちょっとおねえちゃんになったなーと思った。私は学生の頃ラジオを聴くのが好きだった。音楽を聴くのも嫌いじゃなかったけど、ただCD(というのは見栄で、当時はダブルラジカセ!だったんだけど)をかけているより、今、そこに生きてる人がいる、息遣いがする、次に何が起こるかわからない、ラジオが好きだったのだ。

 そう考えるとまたこの「想像ラジオ」がぐっと迫ってくる。
 想ー像ーラジオー  ジングルが音として浮かばないの。やっぱり想像で聴いてるからなのかな。


 2冊目。

北天の馬たち (単行本)

北天の馬たち (単行本)

 先のは持越し品なので、純粋な2014年一冊目、はからずも「馬」。
 貫井さんの新作ということでようわからんと借りたんだけど、意外と軽い!なんからしくない。
 かっこいい探偵2人ってのが「まほろ駅前」みたいなんだけど*1、正直皆藤と山南のキャラの描き分けがよくわからなかった(長身モデルどっち?と最初わかんなかった)。そこにまたちょっとあり得ない感じの淑子がいて。。。主人公?の大男くん以外があまり魅力的に動かなかった印象。
 結婚詐欺を嵌めるとことか、ストーリー自体は良かった。…最後がちょっと急すぎたかな。
 かっこいいのかワイルドなのかあったかいのか現実ありえねーなのかどれもぴんとこなかった。読みやすかったけれど。

*1:元ネタはまた別のものらしいですが