とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

マタハラ

 映画を観た後ランチしながらお友達と喋ってて、「は〜ほんま、お金ようけいるな」「働けって話やな」「けど、もうフルタイムでは働かれへんな〜」って話に。

 私は一人目の出産で辞め、彼女は一人目は育休を取り二人目で辞めた。私の場合は小さな事業所だったので、育休どころか産休の前例もなく、自分でもまぁ無理やろうなぁと思っててんけど、やっぱり「まぁなぁ、うちみたいなところでは難しいわな」と言われ、はい自分から辞めますという感じ。彼女は、大きいところに勤めてて、まぁ辞めよかなとは思ってたけど、周りの「二人目ともなれば当然お辞めになられるんですよね」という視線はそらもうめちゃめちゃ痛かったと。それまででも子育て絡みでかなり嫌味言われてたんだとか。
 最近よくニュースで出てくるのを聞いたお子さんに「おかーさんもマタハラされたってことちゃうん!?へーー!」と妙なところに感心されてん、って笑ってた。そうよ、今でいうマタハラなんでしょうよ。私は流れ者だったからそこに勤めてる期間もさほどなくなかったけど、お友達は結構がっつりいた職場だったそうだから、当時は相当複雑な心境だったと思うし、もったいなかったと思うな。
 
 あのとき辞めなければ良かった、とはふたりとも思ってない(いや、ちょびっとは思ってる、かな…)。人間、今を肯定しないとやってられんからね(^.^;あのまま働いてたら、経済的に楽だっただろうなとか、もっとスキルがあがって社会人としてちゃんと出来てたかなとかはすごく思うよねというハナシ。ただ、思うけど、思ってるだけで、やっぱり今の方が自分らは好きやからこうしているんだなというハナシでもあった。

 子供が二人とも大学生くらいになれば、もう遅いやろけどもっと仕事しよって思えるかもね、と言ったら、「いや、そうなったらいよいよ親の介護やで」…そ、そうだった。彼女も私も割と親の近くに住んでて、今でもちょいちょい行ってるけど、これがもっと切実に行かなきゃいけなくなるのかもしれないよね。

 は〜、まあしゃあないな、こうやって喋ってたら楽しいし、ありがたいこっちゃ、と言うてる、マタハラ?後10数年経過のおばちゃん達。。。自分としては、ほんと自分の能力が上がらないどころかどんどん低下しているのはかなしい、でもどんな状況でも努力してそうならない人はいるわけで、ひとえに己の怠け者ゆえん、心入れ替えないと、と反省するふりだけしてみたりする。

 虎子が将来無事社会人になれたとして、無事伴侶を見つけられたとして…どうなってるんやろな〜、どうするんやろうな〜。心配なような、楽しみなような。