100冊前後読んでいたのがみるみる減って、昨年は46冊でした。今年は50くらいは読みたいけどどうでしょか。さて、これは年末からちょこちょこ頁をめくっておりました。
- 作者: 古川智映子
- 出版社/メーカー: 潮出版社
- 発売日: 2015/09/03
- メディア: 文庫
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ですが、かなり内容違いますよ。お妾さんがどうこうもさることながら、旦那さまのキャラが違います。もっと働いてます、浅子とは”同志”のような関係とありました*1。
そして、五代さまとは全く接点ないです(笑)彼の晩年にやっとお会いして大きな影響を受けたことは事実ですが、ドラマとは全く違う。
ドラマはドラマで楽しいですが、本の方が数段広岡浅子はおっとこまえの女性です。嫁いだ最初からめちゃくちゃ出来る女です。ぼーっとしてるとこあらしまへん。びっくりぽん?そんなんいいまっかいな。
これが原作なのに、ああいうドラマにしないと売れない(と思われる)あたりが、日本はまだまだ(男女平等やない)ということかな、と思いながら読みました。
いつか本のままドラマにしてほしいな…ウケないかな。やっぱ女はかわいくないとあかんのかねぇ*2。
大阪の川の名前がタイトル、とくれば宮本先生!…と思ったらほんとに宮本輝が帯とあとがきで絶賛してはりました(^ー^* )
・・・と、ついでに図書館で借りた絵本。
- 作者: 田島征三
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1977/04/01
- メディア: 単行本
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そもそもは、温泉旅行の途中で、虎子のほっぺが白くてぷっくりしてるのをつつきながら、「あんた見てたら、大福もちがぷーって大福生む(産む?)とこ思い出すわw」って話したら、なにそれ?(・o・) と言われて、絵本の筋を説明しても二人共にわかってもらえなかったので。
あんな名作、なんで知らんのよ!?ありえない・・・となりまして。
虎子も虎男も、「・・・なにこれ・・・シュールすぎる(T∇T) 」とわろてたけど、大福の絵、今見てもわくわくするね。最後ムンクの叫びみたいになって、本人すら消えてて、最後のページまで容赦なく、あぁぁ家がぁぁぁ…って、やっぱ絵本はちょっとブラックでなきゃね*4 。今さらながら田島さん*5での画力に感嘆いたしました。
*1:そんな玉木さんも見てみたいおばちゃん♡
*2:広岡浅子さんも、だれもが振り返る美しさがあったと書かれていました。可愛いと言うよりすごみのある女性だったんでしょうね
*3:なんか、きったない絵やな〜、びんぼくさいな〜、へんやな〜、こわいな〜、と思いつつ何度も読んじゃう。
*4:だって「がらがらどん」とか、かなりホラーだったもんね、ひゃ〜っと思いつつついつい開いてしまう本だった。
*5:田島先生、大阪生まれだが幼少期〜高校まで高知で育ったお方。双子のお兄さんも絵本作家なんだって。私が「この人高知やねんて」と言うと、虎男が「だって、(ごさくの)言葉がそれっぽいで」と、なるほど。お歳暮に頂いてお正月に食べたうなぎも四万十川のもので、普段あまり意識しない高知を感じた年末年始だったかも。