- 作者: 宮本輝
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本
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特にこの巻はそう(何巻目かにもそういうのがあったなぁ)。暗いわ。
でもそんなにしんどい感じでもない。東京オリンピックあたりの時代の空気だろうか。それともドラマの最終回の一話前の静かな興奮か。心なしか説教臭さが抜けましたよ、いい感じの淀みに戻りました。
ノブちゃんがうちの両親くらいの年になるんだな。ということは熊吾はおじいちゃん世代(のちょい上くらい)。うちのおじいちゃんおばあちゃんも戦前〜戦中〜戦後、お商売立ち上げて頑張ってはったらしい*1。
「流れのはるか彼方の、目に見えない未来で待つ生が燦然と輝くであろう証」、最終巻で見せてもらうのを楽しみにしてる。第一巻から35年、私読み始めたところからでも20年以上付き合ってきてんからね。。。
*1:おじいちゃん浮気して、おばあちゃん怒ってたとか言ってたし、一緒やw