#44.45.46 重いのと軽いの

ミスター・メルセデス 上

ミスター・メルセデス 下

　上巻がなっかなか進まなかった（10日くらい持ってた）。時間がなかったのもあるけど、外国モノ特有の入ってこなさで。でもスティーブン・キングさん、後半絶対面白くなる筈…と思って我慢して読み進めたら、下巻は1日で読めた。スピード感あって良かった。上巻を細切れに読んでなければもっと楽しめたろう。
　主人公の退職警官は老いてお腹もでちゃってるけどハードボイルドなのだ、良いキャラです。ジャネルもとても良かった。ジェロームは普通、ホリーはちょっとピンとこなかった。ま、広島カープと一緒で、ベテラン、中堅、若手をバランスよく配したチームなんだろうけど(^.^;

　最初から犯人がわかっているお話なのでどうしてもドキドキ感にはかけるのと、犯人が変すぎてついていけなくて*1、ちょっとマイナス。あと、ここまで話を長くせんでももうちょっと削れるのではないかとも思う*2。

　驚いたのは、この作者にして”初”のミステリーなんだと、これ。そうかホラーじゃないもんな、ミステリーだもんな、いつまでも元気だな。

　分厚い上下巻、並べると繋がりますｗ
　このシリーズであと2作あるらしい、翻訳されたら読んでみたいわ。

掟上今日子の家計簿

　ミスター・メルセデスの下巻を読み終わったあと、1時間ほどで読めちゃった。軽い。謎解きそのものがいまいち面白くなかった*3。

*1:ただし下巻でそのあたりのエピソードが明かされ、そこはなかなか読ませるんだけど

*2:最近の宮部せんせとか桐野せんせと同じだ。巨匠だから仕方ないのか

*3:先に読んだ虎男が、正直最初の1編以外はいまいち、と言ってたが、ほんにその通りであった