- 作者: 岸見一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/09/14
- メディア: 単行本
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- すべての問題は人的関係にある
- 人とうまくいかない場合、過去が問題なのではない。その対人関係に改善の余地があるのにすぎない。過去のトラウマを持ち出すのは、今の対人関係の責任を曖昧にしようとしているのだ。
- 人は原因によってではなく目的に沿って行動し、生きている
- 私という人間を変えることはできないが、性格(ライフスタイル)はバージョンアップできる
- 目的に到達する行動を軌跡化したものがライフスタイルである
- 「虚栄心」←これあかんやつ
・・・などなど
理想主義であり、時に強者の理論にも思えるし、「課題の分離」と「共同体感覚」って矛盾するというか下手すると裏々ダメな方に回りそうな気もする。
でも、アドラーは面白いし、なんというか、勇気がでるのだ*1。
どうせ嫌がるだろうな〜と思いつつ、「7章だけでいいからちょっと読んでみて」と虎男に渡したら、1日後「面白かったから最初から読んでみるわ」と言われた。おぉ同志w
彼も読むのは早いので、さらに翌日話して、読後感は似たようなもの、けど、心にひっかかったキーワードはお互い違いましたね*2。「全てがこうはいかんやろけど、覚えておきたいことやと思った」 母も同意っす(^^*)
自分のポリシーというほどではないけど、昔から「結局人はなりたいように成っている」という思いが強く、「この世に生まれたからにはささやかでも社会貢献をして生きたい」とも。そういう自分の背中を押してもくれ、だらけた毎日の言い訳癖をぴしっと打ってもくれる本。
岸見先生って「嫌われる勇気」の著者なのね、やたら売れてるけどタイトルからして自己啓発本の類かと思って無視してた(^.^; …まぁ中身は同じことだろうけどまた読んでみるかなぁ。