#2トットちゃん

小さいころに置いてきたもの (新潮文庫)

昨年暮れにお仕事に行ったときに早く到着しすぎてしまって、そこに図書館が併設されたので時間つぶしに「きょう返ってきた本」から手に取って借りた本（仕事鞄に入れっぱなしで危うく返却忘れるところだった、期限過ぎてなくてよかった）。
のっけのパンダの話から面白くて（だから借りたんだけど）。
年末NHKの番組に出てた黒柳さん、司会者が「KY」と評したのを「まぁ失礼」と半分まじに憤慨してらしたが、素晴らしきKYなのよやっぱりね。普通ではない。動物と喋れるとかね。昨年は「トットてれび」のお蔭でお若い頃の様子も知ることができて益々素敵な人だわと。
本では、数々の今は亡き著名人とのエピソードや、冬ソナが好きだからとわからんままパチンコ打った話が面白かった（ヒキの強さはやはりと言うべきか）。NYでイチローさんが見たいからと初めてナイター見た話も非常にらしくて笑った。黒柳さんのライフワークである恵まれない子達へのサポートを書いた真面目なエッセイも複数入ってました。聡明な子供のようなおばあちゃま、チャーミングです。いつまでも現役で長生きして頂きたいですね。