
- 作者: 黒川博行
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/06/10
- メディア: 文庫
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おじいちゃん達がかわいそうだけど、寂しさと下心で大事なモノ見失う奴が悪いんだもんねぇ。正直、ここまでのことはなくても、年配の男性に彼女がついて…って話は周りでもある。殺人はあかんと思うけど。
ラストどうなるのかと思って読み進めましたが…なるほどねぇ。老人って”いつか行く道”やけど、ほんと大変や。。。
あと、女性の強欲さというのは、やはり男性のそれとは違うんですかねぇ。。。いろいろ現実の事件があるもんね。理屈が通らなくて直感で動いて諦めが悪い、そういうとこだろうか。
とりあえず本は面白かった、仕事が手待ちになって一気読み。大竹しのぶで映画にもなってますね*1。映画の予告はなかなかな絵面でしたが、本には実際爺さんを転がすシーンってほぼ出てこないのがいい、つまり書くほどでもなく簡単ってことかも…後妻業にひっかかってそうな人がいたら読ませてあげると良いねw
*1:映画は喜劇仕立てで、本とは結構違う。大竹さんトヨエツは上手いとしても、細部までコワ面白いのは小説の方。