- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2017/05/17
- メディア: 文庫
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解り易い悪キャラ?晋、崇の両叔父にはムカつくけれど、確かに、恵まれた創業者一族に生まれた者の苦労というのもあるでしょうね。ただ相手をやり込めることもできるのに、祖父、父の思いも汲んで事にあたった彬の優しさが良かったですね。
瑛くんの方は、ぶれないいつもの池井戸ドラマの主人公、中小企業出身、正義感と誠意に溢れ、とびきり頭が切れて、粘り強いバンカー。文句ないですね〜。あと、どうでもいいけど”三友銀行”ぼろくそな書かれようw *1
どちらが上という感じもなく、2人が主人公で、ストーリーも(ラストは絡むけど基本的には)並行して語られるのが池井戸作品では珍しい感じ。ちなみに、向井理と斉藤工、どっちが彬でどっちが瑛?と思ったら、私のイメージと逆でした(^.^; 七三分けが似合うのは向井君ね。