とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

まっちゃんの主張

松本人志、特別好きでもないけど、「しんだら負け」と言って、言い続けますと言ってえらい批判されてるそうな。

言葉はキツい。

でも、話題になることまで見越して、とにかくしんで欲しくないんちゃうかなと思う、彼も親やし。逃げてほしいってことでもあるだろう。

。。。彼のことだから、でも「逃げて」て言われても「無理、逃げられへん」と思われるやん、「おまえ負けや」と言われたら「それはいやや」って思ってくれるんちゃう?って思ってたりしないだろうか。。。

孤独で辛くて振り向かれなかった自己が大きく取り上げられる(皆が悲しんでくれる、敵を断罪してくれる)ように思えちゃう子がいたらあかん、という強い危惧だったり、辛くても耐えてる子が「でもしんでないやん」なんて決して言われないように、という思いだったり…するんじゃないのかな。勝手にそう思ってるおばちゃん。

 

少し前になるけど横浜で起こった原発に絡む小学生のいじめ事件。「学校も先生もだいきらい いままでなんかいもしのうとおもった でもしんさいでいっぱいしんだからつらいけどぼくはいきるときめた」という彼の手記を忘れることができない。涙が出る。彼を支えたのはなんだったんだろう…

 

今、めっちゃ辛い状態の子に、頑張れとか強くなれと言ってはだめ。思いを口にできない子に正直に言いなさいと言っても無理。そうじゃなくて、もっと前から、できれば小さなときから、無理なら今からでも、いのちや他者の痛みを思いやれる教育をしてほしい。生命に関するお話とか、戦争体験の語り部さんとか…後は何したらいいんだろ?宗教的なことは公教育では扱えないしね、難しいけど。先人の歩みと、今自分がいきている奇跡、心も体もとても大事にってことを家庭でも学校でも教えてあげてほしいよ。そうして、人の心や体をむやみに傷つけることはいけないこと、見過ごしてはいけないこと、失敗したら謝れる子を増やしてほしいわ(大人もだけど)。なんぼ「いじめたら厳罰に処すから」と言ってもなくならないと思う。

 

学校も先生も大きらい。

いままでなんかいも死のうとおもった。

でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた。

学校も先生も大きらい。

いままでなんかいも死のうとおもった。

でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた。

まっちゃんの話に戻って、頷いたのは、「(自死に至る)理由はひとつじゃない」ってこと。それは多くのケースを知る教育関係者の友達も言ってた。常に複合的。だから犯人捜しにはなじまない、ほとんどが遺族の思いになってしまう(それも必要なのかもしれないし、何があったか調べないでいいとは思わない)。

 

心が病気になってしまうとなかなか抜け出すことが難しい。そこにいくまでに(特に若い子)周りの大人が受け止めて支えてやってよ。今回は芸能事務所のパワハラだったみたいだけど、学校のいじめのケースでは、いじめた子やその内容もさることながら、学校や先生の対応の方がトリガーになってると思う。あと家族か…でも事情で親がいなかったり離れたりしてる子もいるわけだから、やはりその子に関わる大人達の責任だ。

 

一方、大人でも辛い人はいっぱいいる。お話を聞いていて、どう言葉をかければいいのか、窮してしまうような場面がある。添うのか、押すのか、励ますのか、示すのか…もっと良い対応ができるように、人生ずっと勉強だなと思う。