今年1冊目☆☆
- 作者: 東山彰良
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/11/22
- メディア: 単行本
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げらげらじゃないけど、ところどころたまらなく哀れ可笑しくて声が出てしまうw
タイトルから想像してたのとは少し違った。
主人公ほかのネーミング、ふざけてるけどどこか真剣。虎男も絶対有象くん無象くんタイプやわーとか勝手に思ったりしてうふふと笑う。
短編それぞれありえない結末なのにどこか真面目。
現代の大学生を描いてるんだけど、作者1968年生まれ、これ読んで一番楽しいのはウチら世代かも(”女の子のこと”はそれだけ普遍的なのかもしれないけど)。
流 (講談社文庫)や僕が殺した人と僕を殺した人とはかなり違う、こういうのも書くんだ…ただ、坊や達の青春物語という点で共通点があるのかも。
で、とにかく文章が上手い。いいわこの人。
ただ…こんな女の子ばっかりじゃないんですけどねぇ、学生の十把くん一絡げくん達が目を奪われるのはこういうタイプなんでしょう。そこを女性軽視とかなんとか言わずに楽しく読むのがいいと思う。