とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

#24 もうすぐ2学期

夏休みが終わるので、あちこちで「学校にいけないと思ったら無理をしないで」みたいな呼びかけがされてる。

たまたま来たのが、不登校児のファンタジー、なかなか面白かった。

 

かがみの孤城

かがみの孤城

 

 トリック(でもないけど)自体には読者は早く気付くと思うけど、いろんな伏線があって。中高生から大人までそれぞれ味わい方がありそう、いかにも本屋大賞よくまとまったお話*1

 

こういう美織みたいないじめ女子は現実いるねぇ、腹立つね~*2。居なくなることはないんだろうね、大人もころっと騙される。

おばちゃんも小学生時分、底意地悪い女子に嵌められて、担任の先生に方向違いの仲裁をされてええ迷惑やった…というけど、実は私自身はあまり覚えてない。なんかようわからんけど謝らされたみたいな。ただ、いまだに私の母はその子とその子の親のことが嫌いで、私より恨みが深く😅いつまでも覚えてるのが笑える。 当時子供だった私より、母の方がその子のコンババ*3さがよくわかって、若い担任の対応も含めて怒り心頭だったんでしょうねぇ*4

それでもまぁ学校に行きたくないというのはなかったし(高校あたり、眠くてサボったというのには事欠かないけど)、我が子ふたりもたまに友達と揉めたりはしてたみたいだけど、学校はずっと楽しく行ってくれてた。それはありがたかったなと思う。

家で、こんな変な奴おる、あんまり好きじゃない、って話はちょいちょいしてた…基本人は人、自分は自分、親切に接すること、でも自分に害が来るときにははっきり嫌だと言うように言ってた。ふたりともあまり先頭に立ってなんかするタイプじゃなく、適当に気の合う子と過ごし、たまたま運よく大過なく過ごせただけだと思うけど。

 

子供同士のトラブル、とにかく性格の悪いやつというのは居なくならないけど、学校問題で自分の人生を閉じてしまう子の原因は常に大人にあると思う。身近な事件も大人さえ対応を間違えなければなんとかなってたと思う。大人の責任は重い…と言っても、友達色々ならば先生も色々、防ぐにはとにかく複数であたってもらうしかないと思う。5人くらい巻き込めばひとりくらい当たりの大人に出会えるのではなかろうか。

 

この本のお話は、ハッピーエンドというか、子供たちに希望が持てます。あと、個人的には、こころちゃん達側の、ちょっとブラックな感情も描いてくれてるところが好きでした。そりゃそうよ!って。

 

そのうち会えるかも、助け合えるかも、

だから「大人になって!」というメッセージ。

よきよき😙

*1:自意識高いハルキスト的読者にはウケが悪い「説明しきってくれるお話」かも。おばちゃんはわかりやすいの嫌いじゃないし、感受性豊かな子供ならさらにその先を感じることが出来るんじゃないかなと思う。

*2:公立中学は当たり前だけど共学なので、この手の男子、恋愛絡みで仲間外しが起こる。まぁ思春期で男女がいるとしょうがないのかなとも思う、今はSNSも発達しちゃってるし。高校に進むとある程度フィルターにかかるのでその辺は落ち着いてるように見えた。とりあえず一山くるのは小学校後半から中学かなって感じ。その点女子校はえらい気楽だった。もちろん女子だけの陰湿ないじめっていうのもあるとこにはあるだろうけど。。。たまたま進学した学校の学年がまぁまぁでトラブルもなく&進学しなかった学校の先生、生徒に色々あったので勝手にそう思ってるだけ、単なる個人の感想に過ぎない。

*3:注:「根性ばばいろ」、つまり根性が汚い、の意

*4:こないだ高校の同窓会で遠くに見たよと言うと、「あの子、来てたの!」と、やっぱり怒りだすのでちょっと面白かったw 主人公こころのママも怒ってくれてましたもんね、親ってありがてぇ😊