黄砂の籠城(上) (講談社文庫)も実話ベースで、命を大事にした昔のかっこいい日本人を描いていたけど、これも負けず劣らず面白かった。
戦闘シーンは酸鼻を極める。本当に戦争は嫌だと思う。
かっこいいとこはドラマにしすぎ？とも思うけど、絵になる万能鑑定士的痛快な筆で読ませる。やっぱ今は百田さんより松岡さんやわぁ。
明日は仕事せな、と、ついつい夜更かしして一気読み（…その結果、結局朝起きれず💦稼働低下）
奇跡ではない、考えなしではなにも成らない。成績は下から数えた方が早かったそうですが、誰にも出来ないことをなし得たこの粘りと優しさと頭の良さはどこから生まれたんだろうなぁ。
彼の助けた5200人の子孫がきっと今の日本でたくさん幸せに暮らしているんでしょうね。
一方で、アッツ島や南方で、苦しく死を迎えた人やその家族の気持ちを思うと、いたたまれない。戦争はだめだ。だからといって、あのあとがきだけはなんなんだ？？唐突に政治的な色ついちゃってなんか疑問だった💧
ロナルド・リーンならぬ、鬼怒鳴門(ドナルド・キーン)さんの日本人を見る目に感謝したくなる。
震災後、日本国籍取得されたことは知ってたけど、こんな来歴だったのね。亡くなられてもうすぐ１年ですね。
