とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

#31.32 平場とは

めちゃくちゃリーダブル、

あっという間に読める。

バツイチの50男の純愛がテーマらしいが、これに嵌れるのはやっぱり女性読者だと思う。

前に前に、

つらつらつっかかっていくような文体、

噂好きで悪気がないようであるようでナチュラルな同級生の一挙手一投足、

中年以上の女性ならするっと入ってきて、

頁が繰れます。

平場の月

平場の月

 

50代の同級生がなんか不器用な恋をする、

…まあ、

こういうことはあるかもなと思うけど、

それよりも、

50過ぎで癌になって、

あれよあれよと悪くなって、ストーマになって、

でも仕事の復帰もしなくちゃいけなくて、

…そっちのがリアルだったな。

 

だらしないとこもあって、

ピュアなとこもあって、

女性ウケしそうな恋バナ。

ただし泣くというほどでは。。。*1

 

青砥くんの元嫁のキャラクター笑えた*2

 

タイトルが印象的だけど、

読み終わって、

で、なんで「平場の月」なの?

と思ったおばちゃん。

 

 

 こちらはタイトルどおり。

キル・リスト (海外文学)

キル・リスト (海外文学)

 

 こないだの「フォックス」より入り組んでて、

ややこしかった。。。

 

説教師を追い詰めていく過程は面白かったけどね。

 

こういう国を守る特殊任務についてる人って、

リアルにいるんだよね。

想像できない(怖い😱)

どんな人たちなんだろう。。。*3

 

 

 

 

*1:文体、雰囲気が角田光代さんにちょっと似てる?…「紙の月」ぽいところもあり…これもタイトル「月」やし、女が死んじゃうパターンもありがちで、悪くないけど細かく文句が浮かんできて、泣けない。

*2:小説内ではあまり追っかけないけど、なかなかの不気味キャラだと思った。

*3:旧帝出て文系最難関の資格仕事してはるお友達が、自衛官になるのとかなり迷った、と聞いて驚いた…ま、どっちも正義感のいる仕事だ。。。どうりで身体もビシッと締まってるのか、そうか武闘派だったかと納得(^-^; おばちゃんは、身も心もふにゃふにゃで、こういう小説読んでると戦闘シーンが怖くて震えてしまう。