東北旅行の帰りの新幹線でほぼ読めた。なんとなく脳内ではNHKBSの海外ドラマ風に再生。すらすら読めていい暇つぶしになった。
読みながら、ああ年取るとアガサ・クリスティーが好きになるのね…と思った。
中学生の頃、図書室のミステリーをよく読んだけど、クリスティーは、ポアロのキャラクターが高慢ちきで、とにかく全体的に「上からおばさん」な匂いが、してあまり好きになれなかった（で、エラリー・クイーンをよく読んでた）。
最近、野村萬斎のポアロも面白く見てるし、今回これ読んでも、おばさん（おばあさん）の目線がちっとも嫌じゃない。どころか、普通に共感。
先日、桂文珍の独演会で彼が「百年目」を演った後に、「昔は番頭はんの方がやりやすかったけど、今は旦那さんの方がしっくりくる。その気持ちがようわかる、そういう年になってしまいました…」みたいなことを言ってた。
そうやって「わかる」ことが増えると思えば、年を取ることはわるくないし、若い子がちっともわかってないと嘆く必要もないのだろうね。
「あさイチ」にヨシタケさんが出てて、この人面白いなーと見て、そのヨシタケさんと池谷センセが組んでる本と知り借りた。
小学生の相談に答えてくれる、ヨシタケさんのふざけ真実なイラストも楽しい。
「死について考えてしまう」という項目の答えがいいなと思った（そしてそれについてたイラストもねｗｗ）。
