ここの事務所さんの本、3冊目かな。読みやすい。
そう、おばちゃん前から納得いかないのが、
住宅ローン残あり、結婚前のお金(もしくは親が援助)で出した頭金あり、の自宅マンションの財産分与の計算方法。
夫婦が離婚する時に、財産分与をする。結婚前に持ってた財産や、親からの相続などで得たものは特有財産、それ以外は結婚してる間に形成した共有財産。共有財産が分与の対象。これは、たとえ専業主婦であっても5:5で分けるのが主流(昔は夫のみの収入だと6:4とか差をつけてたようですが…)。そこまではわかる。
たとえば、
結婚して、マンション買いました。
購入価格4000万円でした。
そのうち片方(例えば夫)が結婚前から持ってた貯金で頭金500万円を払い、
残り3500万円はローンを組んで、今まで払ってきました。
500/4000=つまり8分の1は特有財産だ。
離婚します、売って現金で清算しましょう。
3600万円で売れました。住宅ローンは2700万円残ってました。
手元に残るのは900万円です(諸経費も100やそこらは発生するけどとりあえず無視)。
このとき…
会計屋感覚では、まず収入(売却代金)を按分したくなる💦
受け取ったお金のうち
3600×1/8=450万円をまず夫に渡して、
残りの 3150からローン2700を返して残った450が共有だからこれを2人で均分して225万円ずつ。
夫675万円、妻225万円 計900万円 って考えない?んなことない?うちだけ??💦
裁判所の考えは違うみたい。
時価3600、ローン2700だから、マンションの価値は900万円、ここからスタート。
そのうち夫の特有部分は1/8 だから112.5万円。
残り787.5を均分、
結果
夫506万2500円、妻393万7500円 計900万円 です。
マンションの名義が共有でも単独でも、
共稼ぎでも専業主婦でも、
ほぼこういう計算になるらしい。
買ったとき夫婦それぞれの資金拠出通りに持分登記しないと贈与税がーとなるんだけど、出口が財産分与だとどっちの名義だろうが関係ないのね。
所得計算と財産計算の違い……かね、なんとなく気持ち悪いなーと思う*1。
このケースはまだローンより時価がそこそこ上回ってるのでマシだけど、もっと手取りが少なかったり、オーバーローンだったら、特有部分はほぼ無いことになるね。(ちなみにマイナスの財産は分与されないので、借金をふたりで分けるってことにはならない)。
預貯金だって、期間を経て結婚前のものと混在してしまってたら(普通そうなるよね)、離婚のときに持ってるのは全部共有財産となりがち。
まー、持ってる方より、じゃない方の保護ってこともあるとは思う。こういうの考えると結婚するのってそら恐ろしい(笑)
娘を持つ親として、結婚相手選びを心配するのは当然だけど、きょうびの世の中見てると、息子を持つ親としての心配の方が深刻かも、不安。ただし、親が口出すようなことじゃないね・・・いやいや、そんなことあまり悩まんと、勢いでそこそこ若いうちに結婚して、子供にメロメロなりながら頑張って生活してほしい、単純に、と思ってるよおばちゃんは。
そんなこと考えて誰も結婚しない、するもんじゃない……けど、いずれ、外国みたいに婚前に契約書交わすようになったりするのかな。
昨日のドラマ「知ってるワイフ」最終回のように、ちょっと我慢しつつ「ありがとう」いっぱい言って笑って暮らして、ずっと「共有」でいられるのがいいんでしょうね。
ま、うちは全て私が明朗に管理しておりますし(^-^; オットの性格上、分与で揉めることはなさそうです。
午前中仕事して、虎子ピックアップしてお彼岸のお墓参りに行ったあと、
お昼食べそこなってたので、カフェで甘いもの、癒され~。
ただ珈琲はちょっと軽すぎます…っていうか薄かった(よほど、これ何かの間違いでは?と聞きたかったが、飲んでみて、とも言えないしね……涙)
ばんごはん、
オーブンで焼くササミカツ、残り野菜いれまくりラタトゥイユ。新しいコンロもオーブンも快適、いい💚
なんとなく冬の間はあまり作らない&食べないんよね、トマト煮。今年は桜も早いんだとか。雑草も生えてきましたよー、春だ🌸🌱
*1:……そう思う一方で、親が「自分の出した分返して」って首突っ込んでくるのも違う気がする。そこは子の幸せ願って夫婦にやってしまったものと諦めるかなー、援助する程持ってへんけどw 後で取り返したいなら親の持分入れとかなきゃ。