とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

#27和らぐ

さざなみのよる

さざなみのよる

木皿泉さんというのはご夫婦のペンネームで、地元紙にも文章が載ってていつも感じが良いのだ。

これ「富士ファミリー」*1なんだよね。だから鷹子姉ちゃんは薬師丸さんで日出男は吉岡くんで笑子婆は(片桐)はいりさんで、ナスミはキョンキョン(月美はミムラなんだけど本作ではあんまり出てこない、愛子は誰だったけな〜)。で、殆どナスミちゃんの話なのでもうひたすら頭の中は小泉さんが回り続けるのだが、まぁそれはそれで良い、うまいこと配役してるわ*2

ナスミの年で病気になってしんでしまうのは悲しすぎるにしても、始まった人生は遅かれ早かれ必ず終わるよね…と考えるとやっぱり負の感情が沸いてきてしんどい。けどなんせそこは(ドラマでは笑子にだけ見える幽霊になってる)キョンキョンなので、なんか和むの、和らぐのね。いい。ダイヤモンドのくだりが好き。終わりの持ってき方も好み。

最近やってたNHKの「人類誕生」1と2を見た*3けど、自分が今生きてるのは間違いなくずーっとご先祖様からいのちが繋がれてきたお蔭、だからシンプルにまた繋ぐ、生きるんだねぇと思う。
繋ぐというのはまぁ単純には子供なんだけど、子供に限らず、目に見えるものや見えないものや、色々残して社会を繋いでる。イチローがなんも繋いでないなんて誰も思わんもんね。
子を成して”繋いだ”という安心感もある反面、逆に誰よりも守ってやりたい子の将来が心配でたまらないというのもあるなぁ、変な事件多いしなぁ。
いのちが私を生きている、って本願寺の看板思い出したりね。

*1:お正月のスペシャルドラマかなんかで2度ほどやってた

*2:というよりこれ、時系列ではドラマより前だけど、本は後で書かれてるので、あて書きになってるのかもしれない、いやきっとなってるわ

*3:私はあんまり…だけど虎子がああいうの好きで