とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

夜回り先生のねがい

夜回り先生のねがい

夜回り先生の本としてはこれを最後の一冊にしたい、とのことだった。相変わらず異常なほど自分に厳しいこの作者の生き様にはもう圧倒されるばかり。夜の世界に生きる、日本のマザーテレサみたいだ。


あまりかん。―尼崎青春物語

あまりかん。―尼崎青春物語

まぁ面白いだろうな、すぐ読めるだろうな、とそこそこの期待で読みました。少し上の世代だけど、なんとなく空気はわかる。松本とやってるラジオは知らないんだけど、この間NHKで尼崎のビデオを見ながら2人で喋ってるのを観てたので、結構入りやすかった。東野圭吾の「あのとき僕らは・・・」もそうだけど、こういうのは外しません、やっぱり。
(以後、軽くネタばれ↓)


で、そんな調子ですっかり油断させられたところに、最後が私の弱い子供のエピソードで、もうボロボロぼろ〜っと涙出てきてしばらく止まらなくなった。この2冊、ちょうど虎男がプールに行って、虎子が隣で昼寝してる時間にソファであっという間に読めてしまった。起きてきて「はぁ?」という顔で見られ、「あぁ、またママなんか読んで泣いとんねんな。。。」とニヤ笑いされてしまいました。
小説、というにはあれだけど、元悪ガキ40男の思いは伝わった気がします。

ちなみに、
あまりかん」って尼崎人みたいな意味だそうだ、「尼」と「アメリカン」足した造語なんだと。そんなん知らんから、最初、余り缶? と思いました。昔、駅前にキリンビールのでかい工場あったしね(笑)


さて、本が無くなってしまった・・・明日は予定ガシガシなので、ま、いいや。