- 作者: 宮沢章夫
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水木先生より10歳年下の布枝さん、もう絶滅危惧種となりつつある”夫唱婦随”でこれまでこられたようで。今はまぁ、きっと、ちょっと奥さん強くなってるんだろうけど。最後の方に、
水木は以前、雑誌の編集者に「奥さんはどういう人ですか?」と聞かれて、
「『生まれてきたから生きている』というような人間です」
と答えたそうです。それを聞いたときに、思わず笑ってしまいました。自分でもそのとおりだと思ったからです。
ってのがあって、面白かった。
姑さんは竹下景子さんなんてもんじゃなく、相当キツい人だったみたいで、笑えない苦労もあったみたいだけど、終わりよければ、すべてよし…で流しているところが凄いっす。
また、あとがきに
なんだかいまは、「家庭環境」、「結婚」、「就職」など、人生の入り口でどれだけ幸運をつかむかで、その後のすべてが決まってしまうかのように思い込む人が多いと聞きます。
(中略)
人生は入り口で決まるのではなく、選んだ道で「どう生きていくか」なんだろうと、私は思います。
というのは、この人が言うと説得力ありんす。