- 作者: 林真理子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/03/09
- メディア: 単行本
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というわけで、図書館問題とたたかっている林センセーには申し訳ないけど、借りて読みました。面白かった。
「週刊文春」の連載は、あの「週刊新潮」山口瞳氏の記録を抜いて、前人未到の32年目に突入してるんだって。すごいね。割と最近のニュースがネタになってるので、やっぱりおぉと共感するばかり。大炎上したと言われる川崎の事件の話も、これでなんで炎上するのかわからない。普通の意見やん(正解がどうかは別として)。noisy minorityが幅きかす世ってやつですかねぇ。
ただ、”ごく普通の意見””まっとーで正直な意見”なんだけど、なかなかこれ書けない。やっぱ林センセーだから、彼女じゃないと書けない*2。
まっすぐなものの見方におばちゃん感性が被さり、びしっとした文章力に加えそれを世に出す胆力(…あと、社会的地位とかセレブなお友達とか…)が備わってないと無理っ。読んでて気持ちいいし、たまに笑えるし*3、概ね共感ですよ*4。憧れないけど、認めるべき女の人だわ〜*5と思った。だからこの昭和な表紙もOKなのだ。