とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

高すぎる抗がん剤

抗がん剤が日本を滅ぼす日 ~1ヶ月300万円の新薬登場~(中山祐次郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

効果がある新薬の登場は医療現場としても喜ぶべきものだが、今回は手放しで喜べない事態となっている。それは、この薬の価格だ。
肺癌学会ホームページによると、このニボルマブの薬価は1ヶ月で約300万円。筆者の計算でも332万4622円となった(計算の詳細は下記の※)。これは以前使われていたドセタキセルジェネリック薬を使えば1ヶ月で5万円以下であることを考えれば、異常に高価である。

これを製薬会社が推定している新規使用患者数の15,000人が使うと、4200万円x15,000人で6300億円だ。同じ人数が使ったとして2年で1兆円を超す。

多くの薬が使えるようになることはひとりひとりの治療にとっては良いことだが、国全体で考えた場合は医療費を押し上げ続けることにもなる。

これはほんとそうだと思う。なんとかならないのかな。筆者は製薬会社の事情にも言及しているけど、こんなエピソードも紹介してるし。

思い出すあの馬鹿馬鹿しい事件
そういえば4年前にこんな事件があった。新しい抗がん剤がリリースしたのだが、あまりに高価すぎるためにニューヨークの有力な医師が「高すぎてウチの病院では使わないことにした」と公表したところ、あっと言う間にその抗がん剤の値段が半額になったのだ。
冗談のような話だが、これは実話である。その薬の名は「ザルトラップ(一般名 アフリベルセプト)」。新しい分子標的薬だったが、その薬価の高さ(1ヶ月で約100万円)と効果を考えたそのドクターは、ニューヨークタイムズ紙にこんなレターを送っている。
...we must remember that the best medical care is not always the most expensive.
出典:'The High Cost of a Cancer Drug: An Oncologist’s View' The New York Times, Oct. 19, 2012
「我々医師は、『最も良い医療は、いつもがいつも最も高価なものではない』ということを肝に命じておく必要がある。」(筆者訳)

昨年父が受けた化学療法も相当高価だった。医師には「ものすごいお金を使うんだから、ただ長生きするだけじゃなくて社会貢献できるように戻れないと意味がない」と言われた。まぁそんな言い方せんでも、とは思ったが、道理やと思う(…ただ、父に言わせれば「今までまともに病院にもかからずに、高い保険料ずっと取られてきたんだからバチは当たるまいて」と。。。それもそうやねん。今の働き手の皆さんが納めてる社会保険料はホンマに高い・・・)。

保険制度が、国が、潰れる。
そのうち、消費税28%にしないとなりたちませーん!やりまーす!みたいな話になるの(T∇T)いや、もうなってるんか・・・ その前になんとか考えてほしいんですけど。