2冊。
こちらはまぁまぁ、
恋愛小説なんだけど、暗い(タイトル啄木っぽいもんな)。。。ず~っと暗い。。。けど、淡々とひたひたと、ついつい、読まされる。
人を好きになったり駄目になったりした気持ち、ちょっとトオイメで思い出すような本。
次のは、恋じゃない、濃いぃ。面白かった。
とにかくアクの強そうなおっちゃんやなぁというイメージしかなかったが、すごい。。。とりあえずなんで選挙にそんなお金使うんですか~、目眩するわ、やっぱ政治やる人ってフツーじゃないんやわ、あと、今私達が当然のように受けている救急医療って一昔前は相当ひどかったのね、今ってやっぱり恵まれてるんだね、とか。。。いやいや、一言で”こういうお話”とは言えない、まさに、ジジツは小説よりも奇なり。彼と周りの人、奄美の島々、理想を掲げてるけど今でいう完全ブラック、めっちゃ働く働かされる徳洲会という組織、などなど次々めまぐるしく、かつバランスよく描かれてました。
ノンフィクションだけれど小説のようで、どんどん読み進んでしまった。オススメ。レビューにドラマ化希望!とかあるけど、無理ちゃうかな実名だらけ生生しすぎて。
人間って一色(ひといろ)じゃないよねぇ…。すごい人はいいとこも悪いとこもすごいというか。
若い頃、何も持たずに理想を掲げ粉骨砕身がむしゃらに働いた人が、成功して権力につくと人柄が変わってしまう。藤吉郎は秀吉になってしまう。んで、金の周りで親族が揉め始める。お約束だ。うんざりだ。
けど、終盤の徳洲会事件のところは”壮絶などつき合い”感がうんざり通り越して面白かったですね。。。政治とカネに関してめちゃくちゃすぎやねんけど、私腹を肥やすというより本人なりの信念?で湯水のように金打ちししまくってることと、原資は商売上のお金(裏金だけどw)と銀行から引っ張ってきたお金なので、公金だったらもっと腹が立つのかもしれんが、やたら桁違いで笑えてくる。
仕事より清廉、スキャンダル出たら叩きまくられるきょうび、こういう人は存在できないでしょうね。のうそうサンが600日以上も拘留されたのもね~、どんだけ爆弾かかえてたのかと(下手に娑婆に出られてたらそれはそれで危なかったかもしれませんね)。全体的にのうそうサンはカッコよく書かれてる気がしますが*1よー考えたらこの方真っ黒ですから、だからいいのかw←向井理あたりでドラマ化希望
あとがきにもあったように取材はきっと大変だったんでしょうね、物語終盤のまとめがとてもうまいです。
何が消え、何が残ったのか、
徳洲会とは何だったのか、
それがスーッと青波の様に見えてきたラストシーン、最後のページ、
「え…」
声が出ました。
義母が人生の最後にお世話になったドクターが登場。
(昨日に続き)まじでびっくりした。こんなところでお目にかかるとは。
当時、優しく、プロらしく、治療のみならずうちら家族も支えられました今はかの地で頑張っておられるセンセイ、どうぞお元気で<(_ _)>
今日は、
「あいみょんが来るから観にいく~」と昼前から出かけた虎子が、夕方になって「花火もいく」と。ええー聞いてないよ(台風で延びた花火大会があったらし)。早く帰るよう言ったのに、帰りが超混雑でなかなかバスにのれなかったとかで帰宅がえらい遅くなった そりゃそうだよ、考えようよ。
本人見通しの甘さを反省したらしく「今週はめっちゃお手伝いするからゆるしてゴメン~」と、ささっとごはん食べて洗い物綺麗にしてるので、まぁ許してやろうと思う母。立ち回り上手いムスメ。(たまたま飲んでなくて迎えに行けて良かったよ、ホッ)。晩秋の花火、どうだったんでしょうね(寒そう)。
*1:長期拘留を経て、ALS発症以来の徳田を思いやる心境になったというくだりなんて特にね