とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

博士の愛した数式

結局、2日間の移動中だけで読めてしまった。
よかった。
じんわり、ほっ。でも、とても物悲しい。
老人のこと、子どものこと、身につまされてしまいつつも、
素直にワールドに身を委ねられた一冊だった。


主人公の息子は、博士に「ルート」って名前をつけられて、
文中「ルート」としか出てこない。なんか可愛い。
そう言えば「私」の名前すらでてこなかったような。。。
博士は「博士」だったり「義弟」だったり、未亡人は「未亡人」だ。
そういう作風なのかな。
ま、いいや。しばらくはいろんな”数字”に反応している単純な私だったりする。


こんどは、貫井徳郎「追憶のかけら」。2段組で長い。
先の本に比べて、こっちの考える余韻無くどんどん説明してくれる、緻密&くどい系の本。
この人のは、まあまあ外さない。今度のが面白いといいんだけどな。