とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

豪憲はなぜ殺されたのか

豪憲はなぜ殺されたのか

最後まで読んで「なぜ」がわかるわけではもちろんなく、割り切れない思いばかりが募ります。以前読んだ土師淳くんのお父さんの手記と少し違うのは、あの事件はあくまで犯人は「少年A」であり、その親も「Aの母親」という書き方しかされなかったのに、この本では「鈴香」「あの女」とはっきり書かれているので、生々しい感じがしました。いずれの事件にしても、この人が怪しい、というのは現場では早くからわかっているものなんだな、やっぱり。
この本では、犯人にはもちろんのこと、秋田県警に対する不信、怒り、悲しみが強く出ていて、お父さんの許せない気持が伝わってきました。
あの後、全国的にはニュースにならなくなったけれど、当事者にとっての事件はずっと続いていくのでしょうね。被害者の二人の幼児の冥福を祈りたいです。


卒業 (講談社文庫)

卒業 (講談社文庫)

ずいぶん昔の作品で、今の方が洗練された力強い文体になっているような。若々しい本、という感じ。


毎日かあさん3 背脂編

毎日かあさん3 背脂編

相変わらず、面白くて、でもリアルでいるとひいてしまいそうな西原かあさんです。ちょうど上が男の子で下が女の子、7歳と5歳ということで我が家と同じ。「男の子」の馬鹿さ加減に頭が沸騰することの多い私にとっては、「ああ、うちだけじゃないのね(泣笑)」と超共感し、慰められる作品で、マジで数箇所吹きます。
そっか、やっぱこれくらいで(男の子は)ちょうどいいんだぁ・・・と思いつつ、また怒ってしまう毎日です。


ほんとに(女の子に比べて)なんでなんで、男ってこんなに駄目なんだろ。男の子のお母さんとしゃべればそういう愚痴が出ます(笑)
でも、世の中で偉くなってるのは圧倒的に男。
もちろん、男社会だからってのもあるけど・・・要するに遅咲きなのか・・・いやそれともやっぱり馬鹿なのか。。。