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第三の時効

海堂尊の本は、医療現場の細かいとこが面白く描かれてるんだけど、なんとなくミステリとして弱いというか、中盤までいいんだけど最後がきてくれないというか、すっきりしない、バチスタはそうでもなかったけど、ナイチンゲール、ジェネラルルージュなんかはそんな気がする。ミステリじゃない、と思えばいいのかもしれない。
その点、このおじさんは、あいかわらずおっさんくさく警察を描ききって最後ちゃんとおとしてくれるので、ミステリよんだ、ってカタルシスが得られる。短編集で、一晩で読んでもた。「ゴンゾウ」にも今ハマってるので、気分ぴったり。