とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

#19 かと思ったら、雨が降って急に寒く…

 寒暖差が大きくて体調管理の難しい季節ですね。
 さて、先日に引き続き、門田さんの本を借りてみました。

なぜ君は絶望と闘えたのか―本村洋の3300日 (新潮文庫)

なぜ君は絶望と闘えたのか―本村洋の3300日 (新潮文庫)

 そうだった、遺影が持ち込めないとか、もう十分酷い目にあってるのに彼がいろいろ闘っている姿、記憶にあります。見るたびになんてしっかりしたすごい人なんだろと思ってた。亡くなった奥さんが作っていたアルバムが、めっちゃマメに可愛く作ってあって、どれだけ幸せな家族だったか、胸に迫ってきたことも覚えてるわ。

 Fの変化(と言えるのかどうか)、エピローグ、また巻末の解説など、いろいろと考えさせられる本でした。
 
 彼を守ってくれた上司の言葉も良かったです。労働して、納税してこそ、言うことも言えるのだ、「社会人たれ」と。犯罪被害者の遺族となった方が職を失ったり、家族バラバラになったりということは少なくないようですが、本村さんも、また彼に救いの電話をした土師さんも、社会人としての立場を続けられたのは良かったなぁと本当に思いました。こういうときはやはり大きな組織が頼りになるんだんぁとも。