山種証券(今は、SMBC日興証券)を作った、山崎種二さんを描いた本。*1
ちょっとテクニカルでめんどくさそうなところも、幸田さんなのでわかりやすいよ。
タイトル「天稟(てんぴん)」とは
天から授かった才能、優れた資質のこと。
ぴん、って読めなかったよ💦
相場の話やら
・・・(昔から今の先物のような仕組みが自然と作られていたのが面白かった。株の先物取引が認められたのが昭和62年とは、意外と最近だったのね、知らなかった。)、
戦中戦後の金融政策やら
・・・(池田勇人は教科書でしか知らないけど、大平正芳は知ってるよ~。
あの「あーうー」のおじいさんが、綺羅星のような存在だったと言われると、へーっ😳て感じ)。
今のコロナ危機なんて、
関東大震災やら、戦争やらに比べれば
全然甘く感じる。。。当時の日本の人どんだけ大変だったんだろうと。
ちょっと昔なだけだけど、想像もつかない。
昔が良かったなんてことはない、
そりゃ今の方が豊かでいいに決まってんだろうけど、
昔の人は、頭が良くて、
頭のいい人が国の真ん中に何人も居たんだろなと、つい思ってしまう。
新円の切り替えなんて、非難轟轟だったろうしね。
そんな時代もあったのねと。
今は、国民も文句ばかりだし、
石投げられても信念を貫いて国の為に、
…ってそんなの成立しない。
人気取り、で
総花、つぎはぎ政策だらけ。
じゃぶじゃぶで借金だらけになった後を考えてくれる”綺羅星”
誰かいるのかなぁ。
本は、一代記、って感じで面白かったです。
お嬢様育ちなのに男前の奥様が、いいキャラクターでした。
朦朧体で有名な、横山大観も出てきます。
教科書の人、って感じだけど、意外と遠くないんだと。
芸術家が証券取引所の成り立ちに関わってるのも面白い。
歴史に疎いおばちゃん、
現代史、ってあんまり学校でやらないし、
我ながらなーんも知らんな💦と思うばかり。
この間からやっと図書館が開いて、本が回ってきた。
次はこれ。
外国もの久しぶり。
めちゃ登場人物多そう💦ボケてるのに読めるかな。
*1:DAIGOの縁戚関係が凄い!って前にTVでやってたけど、まぁそりゃ日本の産業界、政界、いいお家の人って繋がってるもので、種二さんもWikiによれば
「山崎富治は次男、味の素創業家・鈴木家とは縁戚である(鈴木三千代の次女が富治の夫人)。通産事務次官などを務めた今井善衛は長女の夫、運輸事務次官からJR東日本の初代社長となった住田正二は二女の夫。孫は株式会社ヤマタネ社長の山崎元裕。内閣総理大臣を務めた福田赳夫の妻は山崎夫人の従姉妹、……(中略)…松崎昭雄・森永太平・豊田達郎・清水満昭・安倍晋三・斉藤斗志二・中曽根康弘・石橋正二郎・鳩山一郎・安西正夫・正田英三郎・昭和天皇・弘世現・團遥香・鹿島守之助・石川六郎・渥美健夫・下条進一郎・濱口儀兵衛・佐々木直・上原正吉・大平正芳・吉田茂・麻生太郎・鳥井信一郎・佐治信忠などと縁戚関係にある。」
だとか。