とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

#1 映画的な気分で少し★

昨年末に読み始めてたんやけど、今年に読了。

作者はイギリス人だけど、敢えて「広い」アメリカを舞台に選んでいるそうだ、確かに、暗いミステリ版大草原の小さな家みたいな感じ、後半にいくにつれさらに面白くなった。

無法者、ってのがなんか日本語でぴったりこないんだけど、極道、だとちょっとまた違うんでしょうし。

原題は We Begin at the End だそう、うん原題のイメージぴったり(当たり前)。

ミステリの犯人捜しはあまり重要ではなく(いい意味で予想を裏切らない)、ストーリーがいい。登場人物の絵が声が浮かぶような、ちょっと長いけどいい映画を見ている感じを楽しみました。もう一度時間のたっぷりあるときに読み返したい、この作者のほかの作品もまたいつか。

 

 

あら、万城目学センセ直木賞とられたのね、今頃、という気もしますね。