とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

ああ娘

ああ娘

前に「ああ息子」を読んだのだが、明らかに違う!やっぱり親は女の子にはでれでれなんだなぁ、というのが感想。
パパやじいじいへの甘え・操縦ぶりが「天才的」という記述が多数。みんなおんなじということはあなたの娘は少なくとも天才ではありませんw いつまでも頬すりすりして大好きよぉ、っていうのも息子版ではありえなかった。あと、離婚したママの投稿も多かった、これも息子版には無かった気がする。確かに母ひとりになったとき、娘の方が育てやすそうな気もするなぁ。
というわけで、女の子はひたすら愛されるようにできてるのねぇ、ということがよくわかった一冊。でも、息子のばかっぷりもやっぱ捨てがたいぜ、と思う母でありました。。。



美智子皇后と雅子妃 平民妃十年の苦闘

美智子皇后と雅子妃 平民妃十年の苦闘

なんでこんな女性週刊誌みたいな本を借りてるのだw いや「今日かえってきた本」にあったのでつい・・・。さらっと読めてしまった。美智子さまは偉い、ひたすらご立派である。でも、時代が違うからおんなじことを雅子妃に求めるのは難しいんでしょうね。。。これが書かれた頃よりさらに状況は悪化しているような。このあいだは天皇皇后両陛下の「私的な外国訪問は一度も無かった」発言もありましたね・・・。



構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌

構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌

これ、かなり待たされてやっと届きました。
予想以上に面白かった。お勧めの一冊です。先日読んだ飯島勲氏の本よりもこちらの方がより具体的で、スピード感、臨場感も伝わってきて良かった。「戦略は細部に宿る」ということを繰り返し強調されていますが、確かに今までの大臣ならば踏み込まなかった工程の細かいところまで詰めて詰めて、官僚に「骨抜き」にされないように頑張られた様子がわかりました。「これまでの政策の誤りを認めない」という立ち位置に縛られまくり、数値目標を掲げることを極端に嫌がる官僚との戦い。政治家との戦い。ものすごい竹中バッシングの裏事情などなど・・・。
もともと竹中さんは赤ちゃんの頃の虎子と顔が似てたんだけども(笑)大臣になられてからはどんどん険しいというかやつれたというか、顔が変わってきて、きっと大変なんだろうなぁ、と思って見ていました。それまでに出されていた本や、お話ぶりからして好感を持っていたので応援していたのですが、この本を読んでそのお仕事の壮絶ぶりが垣間見えました。とても中途半端な権力欲でつとまるようなお仕事ではありませんね。途中週刊誌やらのバッシングが酷かったときも、なんでここまで叩かれるんだろう?叩かれるってことは実は正しいことをしようとしてはるんじゃないのかな?と思ってたんですが、自分の信じたミッションを背負って、とにかくやり遂げてやる、という強靭な意志と並外れた能力がなければできない仕事です・・・すごいな、と感動すら覚えました。で、こういう人にここまでやらせちゃったコイズミという人はやっぱすごいな、とも(笑)
ここまで実務的に働いた大臣というのはこれまでなかったんじゃないかと。小泉内閣というある意味「奇跡の内閣」で歴史的な仕事をされたんだと思います。お疲れ様でした、という感じ。参議院議員の職を途中で辞められたときは、なんで?とも思いましたが、この本を読むとそれも仕方なかったように感じました。今後は教育の場で、日本のポリシー・ウォッチャーになれるようなよい人材を育てていただきたいと期待しています。