- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2007/04/06
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 134回
- この商品を含むブログ (307件) を見る
終わりに向かうにつれて、もうわかってるんだけどなんか泣けたなぁ。。。そんなんおかしいよ、あかんよ、って。作られたドラマだと思う。けどこれと似たようなことはそこここで起こっているんちゃうん、とも思えてくる。なんか一言のせいで炎上、言いか悪いか、勝ったか負けたか、そんな単純じゃないのに、っていう日々の苛立ちが涙になって出てきた気もした。全体を通して九州弁なのも良かったし、男と女の描き方も良かった。
個人的に、祐一のイメージとして浮かび続けるのは、なぜか「ダルビッシュ有」 カッコいいのでさらに感情移入(笑)
最近読んだ中ではかなり好きかも。で、悲しい。「悪人」というタイトルが、うすっぺらく、深く、浮かんできます。