- 作者: 奥田英朗
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: 単行本
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これを読んで、高度成長しつつまだまだ貧しかった”たった50年ほど前の”日本に思いを馳せてた時に、TVで吉岡秀俊くんの出てた「最後の赤紙配達人」を見て、またぐっときて泣けました。
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
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20年近く前、バブルも終わり氷河期へ移行する冷た〜ぃ風が吹いていたあの頃。こんなスーツ、こんなパンプス、こんな髪型・・・って聞いてるうちに頭痛くなってきて、「なんでみんなとおんなじ格好して、一斉にハガキ書きまくって、選んでもらわないかんの?なんか就職活動するの嫌だ。やめとく。」って早々離脱してしもた。
周りを見て思ったのは、大学入るまでは一緒やけど、就職となったら男女は全然違うんやなぁ、ってこと。おんなじ学部に行ってても、企業からくる資料の数が男と女では全然違う。男か女か漢字を見ただけではわからない友にはどっちゃり来て、いざ電話して女とわかればアウト、だったらしい。さらに体育会の男子達は先輩が強力にひっぱってくれるので、OB訪問の次は三次面接とかで早々に内定をもらってた。女子は1に親のコネ、2に容姿、3.4がなくて5に成績、って感じ、決まるのも遅い子が多かった。
自分は「プー決定」だったので気楽と言えば気楽だった。卒業してしばらくしてから小さな事務所を受けたら、その場で「あ、採りますよ。」って言われて面接ってこんななのか〜、って思ったくらい、圧迫面接とか想像もつかへん、そんなん嫌や〜、としか思われへん。
だけど、こんなにシューカツが大変なのに、使えない新人が多いとかよく書いてあるやん。なんのための試験なんやろ。