とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

オリンピックの身代金

オリンピックの身代金

二段組みなので読むのに結構時間がかかったけど、面白かったです。
これを読んで、高度成長しつつまだまだ貧しかった”たった50年ほど前の”日本に思いを馳せてた時に、TVで吉岡秀俊くんの出てた「最後の赤紙配達人」を見て、またぐっときて泣けました。


シューカツ!

シューカツ!

あっちゅう間に読めます。予想を裏切るような展開はないけど、シューカツって大変そうやなぁ、と思って読みました。先にだんなが読んでて「(10点満点の)6点」と言ってたけど、まぁそんな感じ。


20年近く前、バブルも終わり氷河期へ移行する冷た〜ぃ風が吹いていたあの頃。こんなスーツ、こんなパンプス、こんな髪型・・・って聞いてるうちに頭痛くなってきて、「なんでみんなとおんなじ格好して、一斉にハガキ書きまくって、選んでもらわないかんの?なんか就職活動するの嫌だ。やめとく。」って早々離脱してしもた。
周りを見て思ったのは、大学入るまでは一緒やけど、就職となったら男女は全然違うんやなぁ、ってこと。おんなじ学部に行ってても、企業からくる資料の数が男と女では全然違う。男か女か漢字を見ただけではわからない友にはどっちゃり来て、いざ電話して女とわかればアウト、だったらしい。さらに体育会の男子達は先輩が強力にひっぱってくれるので、OB訪問の次は三次面接とかで早々に内定をもらってた。女子は1に親のコネ、2に容姿、3.4がなくて5に成績、って感じ、決まるのも遅い子が多かった。
自分は「プー決定」だったので気楽と言えば気楽だった。卒業してしばらくしてから小さな事務所を受けたら、その場で「あ、採りますよ。」って言われて面接ってこんななのか〜、って思ったくらい、圧迫面接とか想像もつかへん、そんなん嫌や〜、としか思われへん。


だけど、こんなにシューカツが大変なのに、使えない新人が多いとかよく書いてあるやん。なんのための試験なんやろ。