わりと遅読の虎子が、3日で読んだ。
「面白い、こういうの好き」
「ただ、この最上さんがどう考えてもキムタクじゃないねん」
なるほど、確かに。おっしゃるとーり。なんか合わない。
逆に沖野は、まんまニノって感じだ。荒っぽい取り調べの様子なんか目に浮かぶぞ。最上は…「長谷川博己あたりかな~?」というと、虎子も「それ合う!」と言ってた。
でも、まぁ、キムタクとニノの共演というのは確かにインパクトある。映画はまた本と違うところもあるようで、いつか観てみたいですね、なんせ豪華キャストやし(松重さん矢嶋さんいるとHEROだよな…となると久利生が浮かぶから余計あかんのな…)。
ただ…いつもいつも思うこと、YouTubeの宣伝動画を見たけど、邦画の宣伝って全部出し過ぎで嫌だ。劇場に来て欲しいのはわかるけど、煽られて観にいって「なんだあれ以上のものなかったじゃん」となる(そう、それは「MOZU」でした。あのがっかり感は忘れられん)。行って楽しみたいなら宣伝見るなってことか、でも少しは予備知識もほしいやん。人間関係、背景、ある程度のストーリーはOK、だけど、中盤~終盤の大事な台詞、場面をこれでもかこれでもかと入れるのはやめて~、なんでいつもああいう作りにするかな。
とにかく、本は面白かった。さすが雫井さん。