なかなか読み終わらなかった。

- 作者: 塩田武士
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/08/03
- メディア: 単行本
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前半はまるでノンフィクション、後半は作者の創作。まだ30代の作者は事件自体知らない筈だけど、よく調べて書けてるなぁと思う。謎解きはちょっとうまいこと進み過ぎるところもあるけどそこは小説、仲間割れのくだりなんかはまるでこれが真実のように思えてきます。作者さんは報徳中高から関学大、神戸新聞の記者をされていたということで、地元や記者さんの描写が自然。ご自身に娘さんが生まれた後に書かれているので、大人の勝手でこの事件に巻き込まれた”子ども”に着目されたのかなと。その子達、どこでどうしているんでしょうね。
少し読みづらいところもあったけれど、面白かったのでまた他の作品も読んでみたい。