先日亡くなる直前のエッセイを読んでから、作品も読みたくなった山本文緒さん。
面白かった。主人公も貫一も父も母もみんな悪くない、だけど少しイラっとさせる何かがあって、綺麗ごとだけじゃないダメな感じが良かった。アラサー女子のしんどさ、更年期のもっとしんどさみたいなのもたっぷりで、女性はハマると思う。
プロローグ、エピローグは本になるときに付け加えられたそうで取ってつけた感はあるけど、私はいいと思った。ニャンくんの「無理ー」っていうシーンがなんか好き。
山本さんは実生活ではうつを患ったり、実母との関係も難しかったりしたようだけど、だからこそこんな絶妙に女性心理が書けるんだろうか。ふわふわしてるようでイタいようでごく普通で、激しい、面白かった。
薬丸さん、またまた加害者と被害者のどうにもならなさをぐりぐり描く。
夜中ベッドに入ってから読みだしたのに一気に読んでしまった。酷い親ばかりでてきて苦しくなるけど、タイトルそのままの結末に向かう感じは良かった。
薬丸さんの話は、実際はそんな小説みたいなことないだろと思いながらも、登場人物に強く共感させられどんどん読み進んでしまう。実際の事件も思い浮かぶような...今これを描きたかった作者の思いというのがあるんだろうね。
プライムで2本
暗いだろうなーとわかっていつつ、観たかった。
うん、暗かった。倍賞さんと磯村くんが上手だった。
有村架純ちゃん好き、そしてここにも磯村くん(^-^; なにしてもきっちり締める男、ジルベール。
森田くんは最後鼻水に目が行き過ぎた。
本も映画も、虐待とか生活苦とか犯罪者とか・・・なぜか偏った。罪の境界の母親は前科者のリリーさんに重なった(散々なことしといて自分だけしれっと年老いてんじゃねーよ、と…)。
人は生きるしかない、人生をあきらめるな、というところか。
免許更新に行って、視力検査でドキドキし
写真をみて予想どおりおちこむおばはんの週末でした。