おんたけさんではなかった、東京の山
浅田さんの文章はきれい
ほんわかというよりちょっと怖い系のはなしなんだけど、結論として
神様っておる と思うほうがいいなと思う
そう、
おばあちゃんって寝物語をしてくれるんよね(この本だとおばさんだけど)
おばはんの記憶...母の実家に泊まりにいくと子供たちの布団の横におばあちゃんがきてくれて眠るまで昔話をしてくれた。絵本の読み聞かせともまた違う、おばあちゃんがそらでしゃべってくれる物語、時に歌付き。
おばあちゃんちのことはみんなホンテンって呼んでて(たぶん本店だったんだろうね)、今は売られてて他人さんのマンションが建ってるけど、昔の商家って感じの木造の家だった。使用人さん用の入り口から長い土間があって台所の奥とつながってて変なとこにトイレや洗濯機があった。昔風のガラスのはまった木造サッシがいい感じで中庭に石の祠みたいなのがあって(庭内神しってやつか)があって、おじいちゃんはなんかいいながら毎朝手たたいて拝んではった。
メインの階段じゃない方の、押入れの奥ところにあるめっちゃ急な階段を(子供だから両手つきながら)あがっていった2階の畳の部屋で寝る。真っ暗になると怖いんだけど、しばらくするとタンスや壁がうっすら見えてくれる「目が慣れる」過程を感じながら、おばあちゃんのいい声を聞くのが好きだった。
情操教育としてあんないいものはないだろう
そう思うといろいろありすぎる今の子供がちょっとかわいそうかもね(^^♪
で、
この本の浅田さん(じゃないけど主人公)の聞かされたのは、昔話ではなく現実と現実じゃないもののミックスしたような神に仕えるひいじいさんおじいさんらと山の出来事、あれがなかったら自分は作家になっていないと帯に書いてあった。
面白かった。
お出かけ。
鯨かつ、鯨といえば給食のノルウェーふう、しか浮かばないんだけど、周りの人がみな頼んでるのでつられる、おお、いい感じ
突き出しのきぬた巻きもいつもいいね、ごちそうさま。
ヨシタケさんの絵が飾ってあった♡