とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

誰にも書ける一冊の本 (テーマ競作小説「死様」)

誰にも書ける一冊の本 (テーマ競作小説「死様」)

 息子が病床の父親を看取る、ってよくある設定だと思うんだけど、あっちにもこっちにも「よくある話」がちりばめられているようで、ありきたりでもない、荻原浩らしい、いい話にまとまってる。

 おじいさん仕様?と思う字のでかさ、紙の厚さであっという間に読めます。最近スペシャルドラマやら映画やらをたて続けに見てますが、この本にも戦争に行った話が出てきます。戦争を語れる人がどんどん減ってしまってる…できるだけ質の良い記録、作品を残して欲しい、毎年この時期になると思いますね。