問題です---
まず、地球は完全な球体で、表面が滑らかだと仮定しておきます。
想像でロープを、地球の赤道に巻き付けます(ぴんと張って)。
ここで、ロープの長さを1メートル伸ばします。
当然、ロープは緩みます。
そこで、このロープが地球上のどこでも、表面から等距離のところにある(浮いている)とします。
このロープの間に、鼠はらくらく入れるでしょうか?
鼠は無理なら、鉛筆くらいなら入れられると思いますか?
答えは、
16センチ浮くのです。
鼠クン、らくらく通れますね。
4万キロのロープを、たった1メートル伸ばすだけで、
赤道全体から16センチも浮く、 って、なんか不思議じゃないですか?
んじゃ、
10円玉の周りに、
10円玉の円周より1メートル長い糸を、
10円玉と同心円状に巻くと、
糸は硬貨の縁からどれだけ離れるでしょうか?
やっぱり、16センチなんですね。
この答えを出すのは、C(円周)=2Πr、つまり r=C/2Π
1メートル円周が伸びれば、半径は約16センチ増える。
この問題で言えば、地球の円周や、硬貨の円周は関係ないわけです。
そういわれればそうなんですけど、
なんだか直感とは違いますよね・・・。
ちなみに、さっきの地球に巻いたロープを1メートル伸ばして、
ある1点で引っ張り、他の部分は地球に密着させるとすると、
122メートル上空まで引っ張れるそうです。
この計算には、さっきとは逆に地球の円周が関係しています。
(それ以上は難しいので説明できましぇん(笑))
というわけで、この度読んだ本。
- 作者: Alfred S. Posamentier,Ingmar Lehmann,松浦俊輔
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数学の難しいところは斜め読みですが、
ふ〜ん、へ〜え、と、楽しかったです。
ちなみに、とらが暗証できる円周率は、
3.141592653589793238462643383 の28桁。
小学5年生のときの産休の先生が教えてくれたの。
”三つ子の魂”ってすごいなぁw