とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

囲炉裏でほこほこ

先週の日曜日、猪食べに行きました。


10日ほど前に予約を入れたらもう昼時はいっぱいということで14:30の予約。ゆっくり出発して、両親を迎えに行って、1時間半くらいで篠山市街に到着。旧裁判所の建物を使った歴史美術館にちょこっと入り、特産館ささやまで、父はお酒、母も色々と、私は子供たちと試食して気に入ったお砂糖のついた黒豆の煎り豆を買った←とってもんまい♪


そこから車で15分くらい、だんだん町から外れて「大丈夫?」って感じのところに、お店はある。

http://www.eonet.ne.jp/~iwaya/index2.html

あぁあそこだ!ってわかったときに、目の前を猿が横切った。柿の木の上から向いへ飛び移る、もちろん柿をしっかり抱いて。いやぁ民話の世界だ。



入口には猪のはく製がいます↑


囲炉裏なので膝や腰に難のある父がどうかなーと一応壁際をおねがいしていたのだけど、低い椅子がいくつも置いてあって良かった。ぼたん鍋はむかーし家でしたことがあるけど、外でちゃんと食べるのは初めてかも。とりあえずつき出しの黒豆がんまい。


お兄ちゃんが炭を持ってきてくれる。それからお鍋を置いてくれる。ぼたんの花のように盛られたきれいなお肉がめっちゃ美味しそ〜♪
最初に肉の半分と山芋を入れて、5分ほどしたら野菜を入れてあとは食べるだけ。ぐつぐつ煮ても炭火はあたりがやわらかいので辛く煮詰まらず、いつまでもさらっと美味しい出汁が楽しめる。ここの猪肉は評判が良いようで、臭みも脂っこさもなくて、上等の豚肉という感じ。良い肉は固くならず、煮込むほど美味しいんだと。


最初はちょうど入れ替わり時で人が少なかったのだけど、夢中で食べてるうちにふと顔を上げるといっぱいになっていた。でもすごく静か。
この建物のせいだろう。自宅を改装したときに土がぼろぼろ落ちるのがいやで古いしっくいの壁をクロス張りに換えてもらったんだけど、最初「なんか音がビンビン響いてうるさいな」と思った(すぐ慣れたけど)。ファミレスとかに人がうわーっといるとほんとに音が渦巻いてうるさいものだけど、ここは音が吸い取られてるような感じ(周りもなーんもないし)。心地よくしんとしてて、たくさんいる家族連れの声がほとんど気にならなかった。

そして炭火があったかい。囲炉裏を囲んでいるとなんかほわーっとなごやかな気持ちになる。ほかのお客さんもみなにこにこと鍋を食べている。なんかようわからんけどシアワセな感じだった。帰り父が「ものすごく膝が楽や」と言った。椅子に座ってると炭火で膝がぽかぽかとしていたんだと。


美味しい美味しいと鍋を平らげました。〆は生卵を煮たった出汁に落とし少し待って、出汁と一緒に白ご飯にかけます。お鍋のうまみを吸った卵は半熟、これをつぶして食べます、味噌味にこれは合うわぁ♪
お鍋だけのシンプルなコース、安くはないけど、たまの親孝行だ。


ほかにもソーセージとかステーキとかいろいろあったので、もしまた行く機会があればチャレンジしてみたいな。とりあえずぼたん鍋満喫。