とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

#22ハマる

冬天の昴

冬天の昴

 この遠野屋さんシリーズ、私は好きなのだ。そいでも、前作はちょっと低調かな…と思ったを今回はばっさりあっさり覆し、めっちゃ面白く読みました。なんせあさのさん筆がちょっちすべり過ぎでは?と思うほどの絶好調ぶり。つるつるすべすべです(謎)。
 ちょっと小さい字、独り言のような文体に、時代劇のようでそうでないような独特の「弥勒の月」ワールドにだんだん引きこまれていきます。
 どこまでもクールでジェントルマンな遠野屋にどこまでも不気味で無礼だけどデキるやつ信次郎。で、ふたりとも強い( *^-^)その間でちくりちくり言う伊佐治…どれも芝居がかってるけど、たまりませんっ。
 今回は信次郎に惚れてるお仙さんがいいアクセントになってます。
 ちょっと出来すぎで吹き出しちゃいましたけど…一気読み、おばちゃんにはキュンときますねぇ。